【Scarlet Violet 縛りランクマS12】テラバーストonlyパーティ
初めましてお久しぶりです、本宮瞭です。
来月はいよいよDLC後編「藍の円盤」の配信ですね!! 新ポケモンテラパゴスに個性的な新技、懐かしの教え技、そして何より秘められた虹のテラスタル。今から楽しみで溜まりません。
そんなアップデートを来月に控えたランクマッチ。碧の仮面の前例から察するに藍の円盤配信日にランクマッチで新ポケモンが使えたり新技が使える可能性が高いです。
もしかしたら虹テラスタルも使えちゃうかも??
・パーティ紹介
さて一応縛りランクマの補足をしておくと、シーズンリセット後にスパボ9からマスターまで行くのになんらかの縛りを用意してマスターまで上げるというものです。基本サブ垢でやってますね。10戦ちょっとで行けることもあれば100戦以上かかることもあります。
さて「碧の仮面」環境最後の縛りランクマ、お題はテラバーストonlyパーティ!!
たぶん説明するよりもパーティを見た方が早いです。
安定の技スッカスカ。色もないということで見栄えが良いですね。
SVでここまでキツい縛りは初めてですね。剣盾の完全八世代統一以来の難易度かな。
一応経緯を語ると、これは先日あった仲間大会、一致団結杯から着想を得た縛りです。
あちらは団結技を一つ決めてそれを皆で共有するというルールでしたが、考察している際に思ったのが、テラバーストだけでも案外勝てるでは? というものでした。
実は前々から技構成が同じポケモンだけ、という縛りは考えていました。そこであんまりにも負けたらそっち方面に舵を切るとして一応やるだけやってみるかの精神で開始したのが今回の縛りです。
・構築経緯
まず今回の縛り、まずガチグマとニンフィアは確定です。テラバーストという技をメインウェポンに出来る数少ない特徴を持つ上、ゴ-ストにも当てられる特性は唯一無二です。
さてとは言えこの二匹+テラス要因のアタッカーで対面対面に戦って勝てるのでしょうか?
A.まぁ結構勝てそう というのが本音ですがどうしようもない相手に対して裏選出を考える必要があります。しかしテラバーストをメインウェポンに出来るポケモンなどそうそういません。ならば逆に考えましょう。技なんて要らないんじゃないかと。
ということでキラフロルドヒドイデです。
キラフロルの特性によって毒菱を打つことなく毒菱を撒かせ、ドヒドイデは交代することで実質自己再生が行えます。このドヒドイデの強さは以前、自己再生切りのドヒドイデを使っていたので案外どうにかなるのではないかと考え、採用に至りました。
さて残り二匹はメインアタッカーです。
テラバーストはテラスタルすることでそのタイプの技として使うことが出来ます。当然この枠はテラスタル前提のポケモンとなります。
さらにニンフィアガチグマが特殊アタッカーである関係から物理アタッカーが望ましいです。この時重要なのが「どのポケモンなら全抜きしている姿を想像できるか」。他のポケモンとのシナジーを考えるよりも、結局ランクマッチで使われている型にいかに近づけれるかが大切なのです。
「テラバースト連打で勝ち確!」この場面になりやすいポケモンといえば?
色々考えた末選ばれたのはランドロスでした。
まず特性による対面性能とサイクル性能。そして飛行テラバーストの圧倒的火力。
竜舞頼りのカイリューよりもこちらの方が優先できると考えました。
残り一匹。同じく物理アタッカー枠としてドラパルトを採用。結構悩んだのですが(スカーフが取られているために)素で素早く、一貫性のある技で殴れるポケモンがなかなか思い付かず、トドロクツキと最後まで迷った結果どこかのチャンピオンのドラパルトが配布されたのでこれでいいやと技だけ変えてパーティに突っ込みました。
・個体解説
ドラパルト
クリアボディ@こだわり鉢巻/霊
165(12)-172(252)-96(4)-108-99(28)-207(212+)
素早い物理アタッカーとしての採用。ランドロスが出し辛い負けん気持ちのパーティやサーフゴーへのサブアタッカーです。Cもそこそこあるので素のテラバーストの火力も最低限度あります。
調整はASでいいやと思っていて、チャンピオンのドラパルトをそのまま使ったらなんかSを落としてることに最後気が付きました。たぶんツツミ抜きですね。そんなに影響は無かったと思う。
とはいえ耐久が紙なのと結局ハバカミに出せない問題が解決しなかったので選出回数は相当少ない。結局トドロクツキの方が正しかったかなぁ。
ガチグマ
心眼@突撃チョッキ/水
193(36)-/-141(4)-205(252+)-110(196)-75(20)
確定枠。当初は初手に出す予定だったので瞑想のないハバカミに勝てるようにDにめちゃめちゃ振っている型。何故か調整意図がバトルメモに書いていないので良く分かりませんが、たしか相手のガチグマのノマテラ血月+真空波耐えまで振ってたと思います。
テラスタルはサーフゴーに勝てる地面or炎or格闘を考えていましたが、一貫するタイプが余りにもキツかったので耐性の優秀さを評価して水テラスにしました。
全体的に水ラオスが重いのでフェアリーでも良かったと思いますがそれだとサーフゴーがあまりにも重い。永久に正解は出なさそうですが結局あまりテラスしなかったので無問題。
最初は結構出していましたが、コイツとランドロスを選出すると水ラオスが余りにも一貫しやすくなるので終盤につれ選出回数も減っていきました。
フェアリースキン@こだわり眼鏡/炎
201(244)-/-85(4)-178(252+)-150(4)-80(4)
確定枠その2ですがそれ以上の活躍をしてくれました。配信のアーカイブを見て頂ければ分かりますが、技の回避と肝心要の所での急所を引いてくれたので運勝ちのほとんどはニンフィアのお陰と言っても過言ではありません。
最初はバイト2という名前でしたが、そのあまりの働きぶりにバイトリーダに昇格しました。
テラスタルは相性保管とパオジアンサーフゴー意識の炎。結構正解だったと思う。
あとフェアリースキンって特性強すぎ。サーナイトにも寄越せ。……ん?ウッ頭が!!
キラフロル
毒化粧@風船/草
190(252)-/-154(236+)-150-107(22)-106
HB-陽気水ラオスの水流連打だいたい耐え(乱数1.8%)
下のドヒドイデとセットでの採用。初手で出すというよりは物理アタッカーに後出して撒くことが多いです。そのためめちゃめちゃ耐久に振り、その硬さは持ち物なしウーラオスの水流連打を耐えるほど。
ドヒドイデとの一貫を考えて風船を採用しましたが、レッドカードが欲しい盤面が何回かあったので正解ではなかったかもしれません。
またc無振りながら種族値のお陰でテラバーストそのものの火力が以外とあるのも偉いです。ポテンシャルは高いが僕が明らかに使い切れていませんでした。
再生力@ゴツゴツメット/草
157(252)-74-224(252+)-73-162-55
[図太いにしているがテラスタルテラバーストが物理なことを考えるとのんきにするかAを下げなければいけなかった]
上のキラフロルとのセットでの採用ですが、単純に水ウーラオスとパオジアンのためだけに選出することもあります。昔、自己再生を切っていたドヒドイデを使っているときに、この子技打たなくても強いのでは? と薄々思っており、今回明らかにポケモンの数が足りてなかったので採用しました。
ちなみに結論として技は要る。理由はppが足りないから。
テラバーストのppは16でなのですが、これはドヒドイデが場に16ターンしか居座れないことを意味します。このターン数はTODをするには心もと無さ過ぎます。
とは言えこの縛りである以上最大値は取れた思っています。
冷静に考えて特性だけで戦えてるこの二匹バグでは??
威嚇@こだわりスカーフ/飛
179(116)-206(182+)-110-112-100-138(212)
HD-ハバカミの眼鏡ムンフォ耐え
S-+1でツツミ抜き
テラスタルをするメインアタッカー要因です。
選定基準としては、スカーフを持って準速で最速ツツミを抜ける86族以上でハバカミに対面抗えそうな耐久がある物理アタッカー。
当てはまるのはセグレイブ、Hウィンディ、ブロローム、コノヨザル、ランドロス、デカヌチャン、ウィンディ、リーフィア、グライオン、ミミッキュ、オノノクス、ウーラオス、ケンタロス、ボーマンダ、ムクホーク、イルカマン、ガブリアス、Hドレディア、テツノワダチ、ゴウカザル、オーガポン、テツノブジン、エースバーン、トドロクツキ、オオニューラ、マスカーニャ、パオジアンくらいかな?
色々考えて汎用性のあるランドロスです。カイリューに強いと主張できる他、ドヒドイデと相性が良いのが偉かったです。
ちなみにノーマル地面の相性保管を考慮すると地面テラバーストの方が優先されるべきという話もありますが、ほぼ毎回選出する以上無効がないタイプであるべきだと考えました。相手もスパボ級なので、進化前統一とかしてた時にカイデンとかに詰まされたらポケモン辞めたくなりますからね。
あとカイリューを考えると飛行テラスしかなかった(鋼テラスカイリューは見なかったことにする)。
サイクルで詰める上で素早い物理アタッカーは必須であり、ほぼ毎試合選出していたと言っても過言ではありません。間違いなくMVP。
その他採用候補だったポケモン
実はエレキスキンという特性を持っています。まず入手手段が乏しすぎてTwitterや友人頼みまくって手に入れたが冷静に考えてC55をアタッカーとするのは無理があった。
まぁC45のラルトスは特殊アタッカーなんですけど。
リキキリン
テラバーストをメインウェポンに出来るポケモン候補。最初に入れていたが一回も出さない上に見た目サーフゴーに弱すぎるのでドラパルトに変更した。
テラバーストをメインウェポンに出来るポケモン候補その2。正直結構入れるつもりだったのだが特殊アタッカーがパンクしていたので枠がなかった。弱くはないと思う。
アヤシシ
威嚇&テラバーストをメインウェポンに出来るかもしれない枠。さすがに信用しきれなかった。
・結果
めっっっっちゃ嬉しいです。約勝率42%!
今回は久しぶりにキツい縛りで、最初一勝六敗しかもこの一勝は回線切れという散々な結果だったので諦め気味だったのですが、何とか達成出来て良かったです。何より50勝100敗くらいを想定してたので意外と試合数が少なく、しかも勝率もそこまで低くなく達成出来たのが小躍りするくらい嬉しかったです。
特にパーティに慣れてきたハイパーボール級以降。
ハイパーボール達成時の勝敗から考えると六勝七敗大体五割。これ慣れないガチパ使ってる時成績良いですからね。
兎にも角にも何とか失踪せずに済んで良かったです。
・プレイング
ポケモンバトルは対話なんて言い方をすることがありますが、この縛りでは技が一つしかない以上、対話の上で相手に深読みをさせる必要があります。
典型例として飛行テラバーストを打った後のサフゴ対面。耐えないと分かっていながらもキラフロルに引くことで相手視点、「こだわりを解除して地震を打ちに来たな」と思わせることが出来ます。というよりは「俺は地震を打つよ??」という主張を押しつけられるのです。そのプレイングで無理矢理テラスを切らせます。
その際、キラフロルやドヒドイデがテラバーストを打つと相手に縛りの内容を勘付かれてしまう恐れがあるのでなんか適当に謎の交代をして上手く切った方が得策です。
そういう意味ではもっと技を打たずに特性だけで戦えるポケモンで固めた方が良かったかもしれません。
冷静に考えるとヤクザみたいなプレイングばかりしていましたがそうしないと勝てないので仕方がない。
・苦手なポケモン
岩タイプ
ほぼ半減なんですけど。岩統一にボコられました。ちなみにタイプ統一パは一人にテラス切らせても裏が倒せないので無理ゲー。
毒タイプ
毒菱も通らなければニンフィアも出しにくい。ランドで頑張るしかない。
鋼タイプ
無理無理無理無理カタツムリ
キラフロル
これ重要なんですが、正直上の連中は地面弱点なので「地震打つぞ?? 良いんか??」と脅してテラスを切らせるのですがキラフロルは起点作成系が多くさすがにテラスを切ってくれません。起点作成キラフロルに3タテされて以降どうしようもないことを痛感しました。(毒タイプ2匹、飛行タイプ1匹いるのになんで毒菱撒いてくるんだよ)
・感想
喜んでいるのは散々書いたので反省寄りの話。
今回試験や進捗報告会の影響で11/25から始めるという大遅刻をかましていました。時間が足りないと純粋に試合数が足りない以上に考察と実戦からの再考察の時間すらありません。結局ポケモン達が頑張ってくれたお陰でどうにかなりましたが、最後まであまり出さなかったドラパルトと、いまいち活躍しきれなかったガチグマには申し訳なさがあります。仲間大会と違ってパーティを何度も変更出来るのでもっと柔軟にポケモンを変えて良かったのかなとも思います。
ま!! 勝ったら正義なんですけどね!!
今回は全試合youtubeにアーカイブが残っているので興味がある方は是非見てください。やる気があれば動画にするかも。
→https://www.youtube.com/@user-yf3vp4tf8u
ニンフィアランドロスの活躍が埋もれるのあまりにもかわいそうだったので動画にしました。とりあえず前編です。後編もそのうち作ります。
→https://youtu.be/Y6cu1IP67cY?si=ar2hviNCb3LBz6YS
やる人がいるか分かりませんがレンタルは公開しているのでご自由にどうぞ!
来月は何縛りにしようかなぁ。常にネタ切れしているので良い案があればTwitterかコメ欄にでも書いて頂けると嬉しいです。
ではまた来月!!!