アルバトロスの爪の跡

ラルトスかわいい

ラルトス様を語りたい!!

初めましてお久しぶりです。本宮瞭です。今回は文化祭にて部誌のために書いた嫁ポケ語り記事です。

文化祭も終わり、ブログでの掲載も許可されたので投下します。

駄文で人生を浪費したい方はどうぞ!!

なお一部今までの記事での記述と重複します。

 

 

皆さん、好きなポケモンはいますか? 嫁ポケや相棒ポケモンと言い換えてもいいでしょう。僕の相棒はラルトスです。

ラルトスとは

かわいい

 

ラルトスは3世代にて初登場した全国図鑑No.0280のポケモンです。登場当初こそエスパー単タイプでしたが六世代でのフェアリータイプの追加によってエスパーフェアリータイプとなりました。多くの作品にて序盤で登場するため旅で出会いやすく、その可愛らしい見た目から供に旅をした人も多いのではないでしょうか?

しかしそうした人ならばわかるでしょうが、ストーリーにおいてラルトスはとんでもなく弱いです。

なんせレベルでまともな攻撃技を覚えない上に、合計種族値はたったの198。

なんとあのコイキングよりも低いのです。※1

byポケ徹

このステータスの低さはラルトス自身も理解しているらしく、戦うことよりも逃げる方が得意なポケモンです。特性であるシンクロ、トレース、テレパシー(夢)はどれも周囲の生き物の感情を受信するモノであり、これで敵意をすぐさま感じ取ってテレポートにて逃げる、そんな習性を持っています。

またこの特性は敵意を感じるために使うだけではありません。

明るい感情を感じるとそのトレーナーの前に現れ、一緒に喜び、そのトレーナーを信頼たるトレーナーと認めると今まで逃げるために使っていた力を守るために使うようになります。

戦いに慣れるようになるとその体も更なる力を求めてより強く、より素早く、より硬く、キルリア、そしてサーナイトにまでなればかつての弱々しい臆病なポケモンの見る影などない程に頼りがいのあるポケモンへと進化を遂げます。

特性であるシンクロ、トレース、テレパシー(夢)はどれも信頼したトレーナーと心通わすモノであり、これで敵意を感じた相手からトレーナーを守ることができるのです。

実際ストーリーにおいて最終進化形になった途端、戦闘で活躍し辛いラルトスキルリア時代の恩を返すように一級品の強さを見せてくれます。

特にフェアリーというタイプはストーリー後半に出てきがちなドラゴンへの強烈なメタとなるので頼もしいことこの上ないでしょう。

 

ちなみに余談ですがキルリアの進化形はもう一種類あります。そう、♂のキルリアにめざめ石を使うことで進化するエルレイドですね。エルレイドの特性はラルトスから変わってしまい、不屈の心、切れ味、正義の心(夢)となります。しかし図鑑説明によると相手の考えを読んで攻撃できるそうなのでテレパシー能力が失くなったわけではないようです。※2

さてここからは完全な妄想ですが、この特性の変化はエルレイドとサーナイトの心情的な違いを良く表しているのではないでしょうか。

つまり主と決めたトレーナーを守るために力を見せるのがサーナイトであるのに対して、エルレイドは社会的な正義に「目覚めた」からこそ力無き者のために刃を奮うのではないか、と言うことです。サーナイトの説明には守る対象が「トレーナー」と明記されているのに対してエルレイドは「誰か」と曖昧になっており、シールドの説明文に至っては「助けを求める感情を敏感にキャッチ」とあるので特定の誰かを守っているようには思えません。。※3

ま、これでは♂️しか進化しない理由や同じ「めざめ石」仲間であるユキメノコの説明はつかないので根拠のない妄想ですけどね。

 

ともかくともかく。

臆病なくせに寂しがりや、常にテレポートで逃げてばかり、それでも一緒にいたいと願えるトレーナーのためなら!!と全力を出して自らを進化させることができるラルトスというポケモンが僕は大好きです。

 

・テツノブジンとの関係考察


さて、ラルトス一族といえば今作新たな仲間(?) が増えたことでも話題です。そう、テツノブジンですね。テツノブジンはパルデアの大穴に住むパラドックスポケモンの一匹でその風貌からサーナイトエルレイドの未来の姿と言われています。

図鑑説明によると「最強のエスパータイプを求めてマッドサイエンティストによって造られたポケモン」だそうで、そのくせエスパータイプを失っていることからエスパータイプは公式で弱いと認識されただの言われていますが、僕はこの件に関して別の解釈を持っています。

というのもエスパータイプを目指したが造れなかったのではないか、ということです。

ラルトス一族に共通する特徴として赤いツノが挙げられます。進化するとキルリアの頭の簪、サーナイトエルレイドの胸、と成長しますがそれでも形を保ち続けている器官です。これは感情を受け取る器官であり、ラルトスが気持ちポケモンであることを踏まえると心を司る部位と思われます。。※4

さてテツノブジンにもこの器官は確認できますが実は正面から見ると空洞になっているのです。つまりこのツノはあくまで形だけのものであり、感情を受け取るような機能はないのではないでしょうか? ロボットですし正に「心あらず」なのかもしれません。

この写真結構撮るの大変だった


そしてエスパータイプというタイプは他のエスパータイプポケモンを見ればわかるように精神と深い関係があります。ラルトスエスパータイプなのも感情を受け取る習性があってこそ。しかしその器官がない、もっと言えば未来の科学技術をもってしても心を再現できなかったからエスパータイプがないのではないか、僕はそう思うのです。

このことから未来ポケモンが科学者によって作られたのなら未来パラドックスエスパータイプはいないのかも……なんて思っていたらテツノイサハが登場しました。なんやねん、お前。

とはいえこういう仮説に対する反例こそ更に仮説を昇華させる糸口です。

パラドックスポケモン、そしてテラスタルに関する考察は色々想像が膨らみますね!!

 

ラルトスと相性の良いテラスタル

SVの新要素と言えばパラドックスポケモンの他に忘れちゃ行けないモノがあります。そう、テラスタルですね。ポケモンのタイプを変更することが出来るテラスタルは火力上昇または耐性を変えるために使われます。ラルトス(サーナイト)の場合、タイプ一致のフェアリーエスパーはもちろん、攻撃の相性保管を考慮すると炎や地面が優秀ですね。一方耐性を考えると飛んで来やすいゴースト技を透かせるノーマルタイプや鋼に耐性ができる水、電気あたりが主流です。そんな中、僕のオススメテラスタルはフェアリーとドラゴン、そして虫です。

TOP3

理由はかわいいからです。当たり前です。かわいいは正義なのです。

シャッターのタイミングが違うのは僕のせいです。意外と難しいんですよ……。

フェアリータイプなだけあってフェアリーテラスのハート及びリボンが似合っているのはもちろんですがドラゴンの広がる翼も堂々とした様子が表れていてかっこいいです。このラルトスはテレポートみたいな逃げる技は使わなさそうですね。一方虫テラスは前者二つと比べて軽々しており自然なかわいらしさがあります。テラスタルの冠が小さいので体が小さいラルトスとのバランスが良いですね。

他のテラスタルを見てみると、

この写真のために無くなったテラピースに黙祷

どれもかわいいですね~。炎や草も似合ってますよね。頭の形的に地面も面白いです。

ラスタルは新しい対戦システムなので強さばかりに注目が集まりますが、見方を変えると自分の好きなポケモンに18種類の新しいファッションが追加されたとも言えます。普段対戦で見ないようなテラスタルもやってみると案外に合っていて気に入るかもしれませんよ。その分のテラピースは高く付きますが。

ちなみに個人的に好きなテラスタルはハバタクカミとヒスイヌメルゴンのドラゴンテラスタルです。

ヒスイやパルデアのポケモンはテラスタル前提のデザインをしているためなのか額が開いているのでテラスタルが似合うんですよね。手持ちに余ったドラゴンテラスタルをお持ちの方は是非。

他にも思わぬシナジーがあるかもしれません。相棒の最高のテラスタルを見つけてみましょう!!

ポケモンカードにおけるラルトス

ポケモンカードゲームにおいてサーナイトは文句なしのtier1です。本家ポケモン対戦勢からしたら信じられないかもしれませんが本当に。

そしてサーナイトが強いなら進化前のラルトスは必須です。ラルトスは現在のスタンダードレギュレーションでは四種類存在し、中でも最も使われているのはテレポートぶれいくn…………なんてどうでも良いんですよ!!! どのカードが強い、環境的に通りがいいなんて適当な有名強者のnoteでも見てください。僕が語りたいのはこれ!!

完璧で究極のポケモン


白熱のアルカナに収録されているメモリースキップのラルトスです。かわいくないですか????? かわいいです!!!

ラルトスはなんだかんだ人気ポケモンなので何度もカード化されているのですが、前述の通り逃げやすいポケモンだからなのか花畑にいて隠し撮りみたいなアングルが多いのです。※5

それもそれで自然に溶け込んでいて可愛いのですが、このラルトスは少し違います。まっすぐこちら(トレーナー?)を見据える瞳はどこか誇らしげであり、表情や姿勢からもその自信が見て取れます。

高いところにテレポート出来ることをトレーナーに向かって自慢してるのか、あるいは今からの戦闘というタイミングで自信満々に参戦しようとしているのか、どんな状況かはさておきこのイラストからはトレーナーとの信頼が容易に想像できます。

このデッキにおけるラルトスは最終的にメインアタッカーにもデッキを回すエンジンにも進化する重要な存在。ポケモンSVランクマッチと違い、ラルトスすら戦士として送り出さなければいけません。ちゃんとデッキを回せるか、相手の意図を読み切れるか、プレミをしないか、不安と緊張が走るバトルの場でそんな感情を一身に受け止めてもなお「任せて」、と言わんばかりに胸を張るこのラルトスはなんと頼れる存在でしょう。

ポケモンカードは熱い競技シーンやかわいらしい女性サポートカードばかりに目が行きがちです。しかしこうしたコモンのカードイラストにもそのイラストレーターさんのこだわりが見て取れます。イラストレーターさんがそのポケモンをどう解釈しているのか、さらにそれをどう表現しているのか考えるのもまたポケカの楽しみ方の一つだと思います。

 

・自分語りとまとめ

長々とオタクの一人語りに付き合っていただきありがとございます。最後に一応ラルトスが相棒になった経緯を軽く書いておきます。

元々旅パでお世話になったサーナイトとストリンダーが好き程度だったのですが、友人と2回目の剣盾をプレイした際、鎧の孤島を何らかの縛りを設けてクリアしようという話になりました。そこで僕が選んだ縛りがラルトス6匹縛り。サーナイトでは強すぎますからね。この縛りはかなり楽しかったのですが一カ所、とんでもない難所に突き当たります。それはダイミツ集めのラストの場面です(ネタバレ回避のため誤魔化し)。あのボスは道連れも状態異常も効かない(数ターンで解除される)のでラルトスの基本戦術が通用しません。純粋な殴り合いとなると種族値の差が露骨に響いてしまいます。

ということでなかなかクリア出来ず、リセットを繰り返して何十回過ぎた午前五時。遂に試行錯誤が実を結んで後一撃というところまで持ち込みます。やっとこれで終わる! そう思って押した技は最大打点のワイドフォースではなく10万ボルト。フィールドがある中では完璧な押しミスです。やっと終われると思ったのにこんな押しミスで……と回らない頭が後悔し出した瞬間、なんとラルトスが急所に当ててくれたのです!! 天才!! トレーナーのプレミを急所で挽回してくれるとは何と健気な。そこからラルトスの図鑑説明なども調べていくうちに相棒と呼べるまで気に入ってしまいました。

所詮一回の急所。相棒のきっかけなんてそんなものです。それでもこのエピソードは僕にとって誇り、かけがえのない思い出なんです。

もっと運命的な出会い、もっともっと奇跡的で素敵な相棒ポケモンとの思い出がある人も数多くいると思います。

なんだってポケモンは1000体以上もいるんですからね。さらにそこから旅の記憶やランクマッチでの活躍、交換やオフ対戦での運命的な出会いさらにはポケモンGOポケモンカード、ユナイト、sleep、ポケモンパンやらスマブラなど様々な媒体での経験も積み重なって、100人が100人皆違ったそれぞれの相棒との思い出が紡がれることでしょう。

ポケモンっていいコンテンツですね!

みなさんの好きなポケモンは何ですか? 気が済むまで語り合いましょう!!

浴衣っていいよね

夏を感じるラルトス






 

 

 

補足

※1ちなみに全ポケモンラルトスより種族値が低いポケモンヨワシ、サッチムシ、ヒマナッツ、ユキハミ、ルリリコロボーシケムッソビードルキャタピーヨワシが例外なのはもちろん、ルリリユキハミも特性で実質種族値は高いので実質ワースト7位

※2 ポケモンの特性の解釈は多々あるかと思いますが僕はそのポケモンの習性の内、最も戦闘面に表れやすいモノ、と考えています。例えばマリルリの特性は「ちからもち」、「あついしぼう」、「そうしょく(夢)」です。この場合、ベジタリアンマリルリから肉が好きなマリルリ、果てはプロテインでも食べそうな筋肉自慢と様々な習性を持つ中で、あるマリルリは運動が苦手なくせに肉を食べてばかりだから「あついしぼう」を持つ、みたいな感じです。厚い脂肪を持つからと言って全く草食をしないわけではないし力もあるかもしれません。ただその個体の最も目立つ特徴が厚い脂肪と言うことです。

エルレイドも「トレース」のような相手の考えを読む力を残していながらも、その個体を特徴付けるほど強い正義の心(切れ味、不屈の心)を持っているから特性としてそれが表れているのではないかなと解釈しています。

※3  図鑑説明は 「サナ(BDSP):命がけで 信頼する トレーナーを 守ろうとする。 未来を 予知する 力を 持つ。エルレ(シールド):助けを 求める 感情を 敏感に キャッチ。 相手の もとへ 馳せ参じ 加勢するぞ。」

※4  メガサーナイトの説明文にはなるが胸のプレートは心が実体化したものと言われているそう(XY公式サイトより)

※5 隠し撮りラルトス

テレポートブレイクラルトス

めっちゃ古いラルトス

また他にもトレーナーと仲良くしているラルトスは数多くありますが、まっすぐ「こちら」を見つめてるのは珍しいです。